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Tài liệu thi kyu 5

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Tài liệu thi kyu 5日本語能力試験 21/30 ページ not take this question booklet with you after the test. 3.受験番号と名前を下の欄に、受験票と同じよう にはっきりと書いてください。Write your registration number and name clearly in each box below as written on your test voucher. 4.この問題用紙は、全部で26ページあります。This question booklet has 26 pages. 5.問題には解答番号の①、②、③...が付いていま す。解答は、解答用紙にある同じ番号の解答欄に マークしてください。 One of the row numbers①、 ②、③…is given for each question.Mark your answer in the same row of the answer sheet. 受験番号Examinee Registration Number 名前Name ページ -- part 3 -- 問題Ⅰ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も 問題Ⅰ 問題 文章を んで、 いに答えなさい。 えは、 から最 なものを一 びなさい。 適当なものを一つ選びなさい。 法の下での人間の平等は、憲法でも保障された人間の権利である。しかし現実には、すべ ての人間や人間活動に平等が保障されているわけではない。社会的・民族的差別の問題 は大きい。ここではこうした基本的人権(注1)にかかわる問題ではなく、職業、教育や所得 に関する平等・不平等問題を論じる。 例えば親の階層(職業や所得)の不利さが子供の学歴達成に支障(注2)となることを考えて みよう。親の所得が高くないために、子供が大学進学をあきらめたケースはどうだろうか。 奨学金制度が充実しておれば、本入の能力と努力がある限り、大学進学の道は開かれて いる。わが国の奨学金制度がさほど充実していないことは、アメリカとの比較で明らかであ る。わが国には機会の不平等は残っているといえる。逆に、アメリカでは機会の平等への 執着は強いといえる。もっともわが国においても、国民の所得水準が向上したことによっ て、親の経済力が原因となって進学できないというケースは以前より減少しており、この 問 題の不平等性は低下している。 もう一つ例をあげてみよう。企業が新卒者(注3)を採用する時に指定校制度というものがあ る。特定大学の学生のみに受験・面接の機会が与えられ、他の大学生にはその機会がな い制度である。企業がこの制度を採用する理由は次の通りである。第一に、入学試験のむ ず かしい大学や、良い教育をしている大学の学生は、知的活動や生産性の上で優秀な学 生という印象がある。第二に、それらの大学の卒業生が、企業で良い成果を上げているこ とを その企業が知っている。第三に、応募してくるすべての学生を無制限に選考すればコ スト(注4)がかかる。これらを要約(注5)すれば、企業にとっては合理的かつ選択のリスク(注 が小さい制度なのである。 6) ただし、ここで指定校制度の合理性を指摘することによって、「受験戦争」を肯定する気は ない。(中略)過酷な(注7)「受験戦争」には負の側面が多いので、戦争をなくする必要性は 高い。 ところで、特定大学以外の学生にとっては、就職試験の機会が最初から排除されているの で、機会の不平等と映るかもしれない。確かにその側面があることは否定しえないが、 よく 考えるとその人達にも特定の大学の受験の機会が高校生の時にあったわけで、機会の平 等が完全に排除されていたとはいえない。実際にその大学を受験したかどうかは問題で はない。しかし高校生にまで企業に指定校制度があることを知っている、と期待するのは酷 である(注8)。機会の平等をこのように考えてみると、意外に複雑な原理なのである。 機会均等の原理を実施することはそう容易ではないが、理想として常に念頭(注9)におかれ るべき原理である。すべての意欲のある人には、参加と競争の機会が与えられることが望 ましい。教育の機会、仕事の機会、就職の機会、昇進の機会、人生上の様々な活動におい て多くの人に平等な機会が与えられた末に、参加者が競い合うこととなる。競争の結果勝 者と敗者が出ることは仕方のないことだし、勝者にも順位づけが行われることもやむをえ ない。 (橘木俊詔『日本の経済格差』岩波書店による) (注1)人権:人間が人間として当然持っている生命・自由・名誉などに関する権利 (注2)支障:障害、さしつかえhttp://jlpt.info/Oriential/jlptexamine.do?year=2001&level=1 2006/09/25日本語能力試験 22/30 ページ (注3)新卒者:その年に学校を卒業したばかりの人 (注4)コスト:費用 (注5)要約する:要点をまとめて短く表現する (注6)リスク=危険 (注7)過酷な:非常に厳しい (注8)酷である:厳しすぎて無理がある (注9)念頭におく:意識する、考慮する 問(1) 第2 段落の内容と合っているものは 、 どれか 。 1.日本では親の経済力が高くないために子供が進学できないケースは減ってきてい る。 2.日本では親の経済力が高くないために子供が進学できないケースが依然として多 い。 3.アメリカでは機会の平等が重視されるが、奨学金制度は日本ほど充実していない。 4.アメリカでは機会の平等が日本ほど重視されないが、奨学金制度は充実している。 問(2) 指定校制度の特徴として、筆者の説明と合うものはどれか。 1.特定の大学の卒業生だけがその企業で働くようになるため、企業に対して忠実な社 員を増やすことができる。 2.多くの学生の中から選ぷことになるため、企業は入社後すぐに成果を上げられる人 を見つけることができる。 3.特定の大学以外の学生は、応募する際に試験を受けなければならないため、一定 の基準以上の人を選ぶことができる。 4.優秀な学生がいると考えられる大学の学生だけが応募できるため、企業は低いコス トで適当な人を選ぶことができる。 問(3) その人達とは、どのような人を指しているか。 1.大学受験をしなかった高校生 2.企業の採用試験に応募してくるすべての学生 3.企業が受験・面接の機会を与えていない大学の学生 4.企業が受験・面接の機会を与えている特定大学の学生 問(4) 高校の段階にまでさかのぼって考えた場合、指定校制度と機会の平等について筆 者はどのように評価しているか。 1.高校生が指定校制度がなくなることを期待するはずがないから、機会の不平等はそ れほど大きな問題ではない。 2.高校生は指定校制度があることを知ったうえで大学を受験しているのだから、機会 の不平等はそれほど大きな問題ではない。 3.どんな高校生でも指定校の大学を受験することはできるが、すべての受験生が合 格できるわけではないから、機会が平等であるとは言いきれない。 4.どんな高校生でも指定校の大学を受験することはできるが、指定校制度の存在は ほとんど知らないだろうから、機会が平等であるとは言いきれない。 問(5) 筆者がこの文章で最も言いたいことは、どれか。 1.すべての人間活動に平等が保障 ...